生き物観察シュノーケリング

みなさん、海の生き物観察好きですか?
泳いでいると、何かしらのお魚が視界に入ると思います。
サンゴや魚が沢山いる場所で泳いだり潜ったりするの楽しいですよね?

そこで、ひとつの分かれ道が生まれます。
・A 生き物に興味がある人
・B 生き物にあまり関心が無い人

A or B、みなさんどちらですか?

海のガイド業をしていると、意外とBの方も多いことに気が付きます。

Bを選択した人は、良い透明度とか見事なサンゴ礁とかスキルアップが主な目的だったりする傾向にあると思います。もしくは、生き物観察する発想とノウハウが無いという理由もあるでしょう。
そもそも、綺麗な海で泳ぐだけでシアワセな人も多いです。


Aを選択した人は幸運です。
B選択者の楽しみは全て網羅した上で、プラスの楽しみが追加されるからです。
そのプラスが、とてつもなく大きい。
海の生き物と海の環境は複雑に関わり合っていて、海の不思議を知るという楽しさに終わりがありません。
特別に美しい生物や不思議な生物に出逢える確率も上がります。

努力して海の知性を手にいれる

生き物観察シュノーケリングは、誰もが出来る海遊びを特別で究極に面白い遊びに変化させるわけですから、そう簡単でも楽でもありません。

「必要なものは、知的好奇心と海の基礎知識。」
「海の知性無くして楽しみの境地は見えてきません。」

海の知性を手に入れたければ、学校の勉強と同じ、ひたすら努力して積み上げるだけ。
英単語を覚えるように魚の名前を覚えたり、生態を覚えましょう。
そして、海遊びの実戦で確認する。
すると、次の謎が見えてきて、それを解読する。
繰り返し続けると、海の知性は巨大になって行くのです。

年数を重ねるほど海が楽しくなる

海で泳ぐ能力は年齢も関係していて、歳を重ねるほど若い頃の様に体力が増えることは少ないと思います。
しかし、海の知性は積み重ねた分、歳を重ねるほど増していけるのです。
どんどん頭が良くなって、海はもっともっと楽しくなっていくなんて、良い歳の重ね方だと思いませんか。

生き物観察シュノーケリング入門

もう始めない選択肢は無いですよね。
B選択者も海に入るのであれば、知って得する事ばかりなので、生き物観察する習慣を手に入れましょう。
簡単な課題からスタートしてみてはどうでしょうか?

・入門編

1 概ね毎回遭遇するレギュラーな生き物の名前から覚える。
2 大きなカテゴリーで魚を見分ける(ハゼの仲間、ベラの仲間、スズメダイの仲間など)
3 探さなくても目に入る生き物の名前から覚える。
4 自分が好きな生き物をリストアップしてみる。

・アドバンス編

1 隠れている生き物を探す。
2 イレギュラーな生き物を見つける。
3 生態行動の観察(産卵、ケンカ、求愛など)
4 環境と生物の関係性を知る。


Little Lifeでは、生き物観察の楽しさを広めたいと思っています。
今後、簡単入門編の講習会とかやろうかしら?
このwebサイトで勉強できるページを作ってみようかしら?

なんとなく海に行っていた方、スキルアップばかりしていた方、海の見え方をガラッと変化させられる生き物観察シュノーケリングはじめてみませんか。
私達のネイチャーツアーでは、生き物観察シュノーケリングの面白さを混えてご案内しています。

図鑑を手にしてみよう!

手元に図鑑があると、お魚との距離がグッと近くなります。
海へ行く前も行った後もチェックしてみて下さい。

山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚