加計呂麻島へは船でしかアクセスできません。
加計呂麻島の港は「瀬相(セソウ)港」と「生間(イケンマ)港」の2つです。
奄美大島からの「海上タクシー」の乗り方・時刻・料金について詳しく説明いたします。
海上タクシーは、奄美大島南部の「古仁屋(コニヤ)」という港町から出航になります。
海上タクシーの乗り方
海上タクシーって何?
海の上のタクシーとある通り、車のタクシーの船バージョンです。
船長(運転手)さんに行きたい場所を伝えて、自分の目的地まで連れて行ってもらえる船を海上タクシーと呼んでいます。
海上タクシーは、波風に強く、滅多なことでは欠航しません。フェリーが欠航している時も運航することが多く、島民の大切な交通手段となっています。
タクシーですので、距離が遠くなるほど料金も高くなりますから日常的に使用するのはちょっと困難。
そこで、フェリーの運航していない隙間時間に「乗り合い」で運航してくれる、島民の強い味方’’海上タクシー定期船’’があるのです。
では、その’’定期船’’の乗り方からご案内しましょう。
(加計呂麻の港は2つありますが、ここでは「瀬相港行き」のみご紹介させていただきます)
【海上タクシー定期船の乗り方】
決まった時間に運航し、一律料金1人¥400で利用することのできる船。
ただし、定員が12名までと決まっているのと、切符や整理券などはなく、出航の合図などもないので、初めての方には非常に・とっても・かなり・わかりにくいシステムです。
【海上タクシー定期船】ご利用の場合は以下の注意点をよくご覧いただいた上で、乗船に挑んでいただきたいと思います!
心得その1)早めに行って待機する。20〜30分前に待合所で待機しておけば安心です。
心得その2)「出航」の合図はないので、みんなの動きに乗り遅れないように頑張る!
待機していても、置いてかれちゃうこともありますから、周りにいる人に自分がどっちの港行きの船に乗りたいかを伝えて、船が出るタイミングを教えてもらえるようコミュニケーションをとりましょう。
心得その3)時間通りに出航するとは限らない!
早く出ることもあれば、少し遅いこともあります。(注意点その2)でご紹介したように周りの人に尋ねるのが一番です。
心得その4)!Don’t Forget!料金(1人¥400)の支払いを忘れずに!
船に乗ったらすぐ支払いましょう。
<<料金回収などしませんので船長さんに直接手渡ししましょう>>
料金を払わずに下船しちゃう観光の方が多いと船長さんが嘆いていましたのでご注意ください。
心得その5)島民の大切な交通手段なので、お年寄りやお子様連れの方や、荷物の多い方などにはサポートしてください。
心得その6)待機している人が多い時や、ご自身のグループの人数が多い場合はフェリーを利用するか、次に紹介する「貸切船」のご利用をお勧めしています。
心得その7)加計呂麻島は奄美大島より、さらにさらにのどかで人も交通手段もかなり少なく、素朴な暮らしを大切にしていいますので、静かな島民の暮らしと美しい自然に愛と敬意を持ってご利用いただけますように。
海上タクシー定期船時刻表:瀬相港
(瀬相港に到着したらすぐに折り返して古仁屋へ戻ることが多いので、
瀬相港の到着時刻は出発時刻と同じにしています。)
古仁屋発 | 瀬相港着・発 |
6:45 | 7:00 |
7:35 | 7:50 |
9:00 | 9:15 |
10:15 | 10:30 |
12:00 | 12:15 |
13:00 | 13:15 |
16:20 | 16:35 |
17:00 | 17:15 |
20:15 | 20:30 |
【貸切船・海上タクシーの乗り方】
「貸切船」とはその名の通り、船を個人で貸し切って目的地まで連れて行ってもらうシステムです。
料金は’’タクシー’’と同じなので、移動距離によって異なりますが、船が違っても料金システムはほぼ同じです。
古仁屋からはもちろん、加計呂麻からも’’タクシー’’を呼んで利用することができます。
料金の目安は、以下の通りです。
古仁屋港〜瀬相港:¥4000
古仁屋港〜生間港:¥3000
船に乗船できる人数は船の大きなによって異なりますので、予約・問い合わせの際にご確認ください。
(事前予約方法)
電話予約のみになります。
事前予約は、あまり早い段階での予約は受け付けていないこともあるので、1週間前くらいがいいでしょう。
海上タクシー組合は様々あるので、以下の連絡先へお問い合わせください。
(問い合わせ先)
奄美海上タクシーTEL0997-72-4760
瀬戸内貸切船協同組合TEL0997-72-0377
古仁屋貸切船組合TEL0997-72-0332
(当日の利用も可能です。)
1)上記問い合わせ先に電話をかけて空いている船を紹介してもらう。
2)定員オーバーにより「海上タクシー定期船」に乗れなそうな場合、近くにいる船長さんに他の船を紹介してもらうことも可能です。
チャンスがあれば、’’小さな船旅’’にトライして加計呂麻へ上陸してみましょう!